これまでの記事では、私がスマホゲーム課金にどっぷり浸かり、パズドラからグラブル、パワプロアプリをはじめとする数多くのタイトルに大金を注ぎ込んできた体験談をお話ししました。
総額で数百万円をつぎ込んでしまい、やめたいと思いながらも新イベントやガチャに心を奪われ続ける日々……。
しかし、そんな私にも「もうスマホゲームに課金はしない」と腹をくくる日がやってきました。
結果として、今はゲームに対する未練がほとんどなくなり、別のことに時間やお金を使う生活にシフトできています。

この記事では、私が最終的に課金をやめる決意を固めた転機や、実際にどのような変化があったのか、そして今悩んでいる人へのメッセージをまとめてみたいと思います。
もし同じように「課金をやめたいのにやめられない……」と苦しんでいる方がいれば、ぜひ読んでみてください。
やめる決意を固めた理由
総課金額が数百万円に到達した危機感
まず大きかったのは、総課金額が数百万円に達していたことを冷静に見つめ直したときの衝撃でした。
もちろん、小分けにコツコツと課金を重ねての合計額なので、一気に何百万円が飛んだわけではありません。
ですが、トータルで見たら「このお金を別のことに使っていたら、自分はもっと違う人生を歩めていたのでは……」と思い始めるようになったんです。
- スキルアップのための勉強に行けたかもしれない
- 海外旅行や留学で得られる経験があったかもしれない
- 将来のための投資や貯金に充てていれば、今頃もっと資産形成できたかもしれない
そう考えると、「あれ、私、何やってるんだろう?」と深く反省するようになりました。
このように思うまで、数百万円使っています。私は気づくのが遅かった方だと思います。
けど気づけて本当によかったです。
新たな興味との出会い
決定的だったのが、ブロックチェーンゲームに興味を持ったことです。
職場の上司に「ブロックチェーンゲームって知ってる?」と声をかけられたのが始まりで、調べてみると「ゲームをプレイして稼ぐ」仕組みがあることに驚きました。
- 従来のソシャゲ: 課金して楽しむ。お金は一方的に出ていく
- ブロックチェーンゲーム: 遊びながら仮想通貨やNFTを獲得して、うまく運用すれば収益化も可能
「遊ぶことで稼げる」なんて、私にとってはまさに真逆の発想でした。さらにその流れで、エアドロ(AirDrop)などの手法を知り、ほとんどリスクなく仮想通貨を手に入れられる方法があることに衝撃を受けたんです。「お金を使うだけだった自分が、逆にお金を得られるかもしれない」と思った途端、スマホゲームに課金する意欲が急激にしぼんでいきました。
もちろん、当時の私はブロックチェーンゲームに仮想通貨が絡んでいると知り、とても警戒しました。
仮想通貨は詐欺に利用されたり非常にイメージが悪かったです。
でも、仮想通貨について勉強していくにつれて、ニュースで取り上げられているような悪いことばかりではなく、最先端の技術が導入されるなど非常に興味深い分野であることを知りました。
仮想通貨といえば、ビットコインを買ってトレードするというイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
それも仮想通貨投資の目的の1つですが、仮想通貨はそれだけではありません。非常に奥深い分野です。
私は、仮想通貨について知れば知るほど、ブロックチェーンゲームにどっぷりとはまりました。
実際にやった課金を断つ方法
ゲームのアプリを一気に削除
仮想通貨やブロックチェーンゲームに没頭し始めると、自然とスマホゲームに使う時間がなくなりました。そこで思い切ってやったのが、スマホからすべてのソシャゲのアプリを削除することです。これには正直勇気がいりましたが、幸いその時点で「もういいや」と思えるくらい気持ちが切り替わっていたんですよね。
- 削除してしまえば、ログインしなきゃいけない使命感から解放される
- イベ開催の情報を追わなくても済む
「今までこれができなかった」という事実が、自分がどれだけ依存していたかを物語っています。けれど、新たな興味が生まれると、意外とあっさり踏ん切りがつくものなんだ、と実感しました。
SNSも、スマホゲーム関連のアカウントのフォローを外すだけだと不十分だと考えて、新たにアカウントを作り直しました。仮想通貨もSNS(X)で盛んに情報交換がされているため、Xは必要不可欠でした。そこからソシャゲに関する情報を目に入れたくありませんでしたので、このような手段をとりました。
クレジットカード情報を新規登録しない
もう一つ、課金を断つ具体的な対策としてはクレジットカード情報の登録をすべて削除したことが大きかったです。
これも、一時期はやっては再登録……を繰り返していましたが、最終的には「スマホゲームそのものをやらない」状態になったおかげで再登録する誘惑がなくなりました。
もし今、まだスマホゲーム自体は続けていきたい方がいるなら、
- 月ごとの予算を決める
- アプリ内課金の制限やペアレンタルコントロールを設定する
- そもそもクレジットカードを登録せず、プリペイドカードなどを使う
などの方法も有効だと思います。私の場合はがっつり離れる道を選んだので、この辺は必要なくなりました。
課金をやめて得られた変化
経済的な余裕
スマホゲームを完全にやめてからは、毎月の支出が一気に減少しました。多いときは月に数万円、イベントが重なると十数万円使っていたので、それが丸々浮いた形になります。
さらに私は仮想通貨の投資やエアドロ活動に意欲的に取り組んだため、逆にお金が増えるという新しい体験を味わうことになりました。課金は純粋な出費でしたが、投資やエアドロはうまくいけばプラスになる可能性がある。この差は大きいですね。
精神的・時間的な余裕
ゲームのイベントに追われていた頃は、「毎日ログインしなきゃ」「ランキング上位をキープしなきゃ」と常に頭の片隅でソワソワしていました。しかし、今はそんな焦りや緊張感がすっかり消えて、「今日は何をしよう?」と自由に考えられるようになりました。
家族や友人との時間にも余裕が生まれ、週末に出かけたり一緒に食事を楽しんだり、これまで後回しにしていた趣味に手を出したりすることが増えました。改めて、時間とお金をコントロールできる喜びを実感しています。
新たな挑戦:プログラミングと副業
空いた時間を何に使うかと考えたとき、私はプログラミング学習を始めました。きっかけは「仮想通貨のBOT取引を自作してみたい」という思いからですが、学び始めてみると意外と楽しく、今では仕事の効率化にも役立つスキルになっています。
副業としてBOTを稼働させることで利益が得られたり、エアドロ関連のタスクを自動化したり、スキルアップがダイレクトに収入や新しいチャンスにつながるのが面白いです。
課金に使っていたお金を自己投資に回すという発想は、昔の私からは想像できない変化でした。
同じ悩みを持つ人へのメッセージ
使ったお金は戻ってこない
当たり前のことですが、スマホゲームに課金したお金は基本的に返ってきません。ゲームがサービス終了すれば持っていたキャラクターもアイテムも消え、何も残らない可能性があります。数十万円、数百万円をつぎ込んだとしても、それを現金化できるわけでもありません。
「これまでの投資がもったいない」と思う気持ちは痛いほどわかりますが、その感情に縛られているうちはなかなか抜け出せません。私もずっとそうでした。しかし、さらなる課金を重ねるほど、より深い沼にはまるだけ。ぜひ、「これから先にさらにお金を失うのと、今やめて損切りするのと、どちらがマシか」を冷静に考えてみてください。
他に没頭できるものを見つける
「やめよう」と決意しても、スマホゲームが好きな人ほど誘惑に負けがちです。その点、私は仮想通貨という新しい興味ができたからこそ乗り越えられました。これはゲーム以外の趣味でも構いません。運動、楽器、英会話、料理、何でもいいので、「ゲームに費やしていた時間を置き換えられるもの」を見つけてみてください。
ある程度没頭できる対象ができると、「あれ、ゲームのランキングとか報酬とか、実はそこまで大切じゃなかったかも」と自然に思えてきます。人間の集中力には限界があるので、他のことに夢中になれば、自ずとゲームの優先度が下がっていくんですよね。
まずは毎日ログインをやめてみる
もし、「完全にやめるのは無理だけど、課金を減らしたい」という方がいたら、まずは毎日ログインの習慣を断つところから始めるのも手です。
- ログインボーナスを取り逃すと損した気になる
- 連続ログインが途切れたらなんだか悔しい
こうした心理が、課金欲を増幅させる要因でもあります。少しずつログインしない日を増やしていくと、不思議と「毎日いなくても大丈夫だな」と思えるようになりますし、イベントやガチャの情報を追わなくなると“煽り”にも動じなくなるはずです。
私の今後の展望
私自身は、課金を完全にやめたことで得た時間とお金を利用して、仮想通貨のブロックチェーンゲームの攻略やエアドロ活動、プログラミング学習に励んでいます。少しずつ副収入も増えてきましたし、プログラムによるBOT取引の研究は面白くて仕方ありません。将来的には、これを本業にも活かしつつ、さらに新しい技術や知識を身につけたいと思っています。
ゲームが悪いわけではありませんし、今でもゲーム全般が嫌いになったわけではありません。ただ、「際限なく課金し続ける」という行為からは卒業できたと感じています。もし将来、またゲームをしたくなるときがきても、きっと適度に楽しめるだけの精神的余裕があるのではないかと思います。
まとめ:やめられないのは辛いけど、一歩踏み出せば世界は変わる
私の課金体験談にお付き合いいただきありがとうございました。振り返ってみると、課金額が膨らむほど「やめられない」心理は強くなると痛感します。しかし、その沼から抜け出すためには、意外にも「他に没頭できるものを見つける」というシンプルな一歩が有効でした。
- 毎日ログインをやめてみる
- アプリを削除して物理的に触れないようにする
- 友人や家族に相談してクレカの利用を制限する
- ゲーム以外の趣味や自己投資に目を向ける
どんな方法でも構いません。「やめたい」と思っているなら、自分ができそうな対策を少しずつ試してみてください。きっと、今とは違う景色が見えてくるはずです。私も「自分が本当にやめられるはずがない」と思っていたのに、今では課金しない生活が当たり前になっています。
最後まで読んでくださった方に感謝するとともに、皆さんが無理なく課金問題を解決できることを心から祈っています。私自身、これからも仮想通貨やプログラミングで新しいことに挑戦しながら、さらにスキルを磨いていきたいと思います。ぜひ、皆さんも一緒に自分の可能性に投資してみませんか?
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