この記事は、ゲームをやめるメリットや具体的な方法、そして実際の体験談を通じて、ゲームをやめたいと考えている方の手助けとなることを目的としています。
この記事を書いている私自身、小学生のころから30歳をすぎるまでゲームをしつづけてきました。
ゲームにより、時間やお金をとても使ってしまったと感じています。
ゲームをやめることを考えている方が次の一歩を踏み出すためのヒントになれば幸いです。
はじめに
ゲームをやめることを考えているあなたへ
近年、スマートフォンや家庭用ゲーム機、PCを使ってゲームを楽しむ方が急増しています。
オンラインゲームやソーシャルゲームの普及によって、気軽に遊べる一方、夢中になりすぎてしまい時間やお金を浪費してしまうリスクも高まっています。
「ゲームは楽しいけれど、このままで本当に大丈夫だろうか」「ゲームのせいで他のことに手が回らなくなっている気がする」——そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ゲームをやめる、あるいは大幅に減らすのは簡単なことではありません。
日々の生活の中で習慣化してしまうと、自分一人の意思だけではなかなか辞められない場合もあるでしょう。
そこでこの記事では、ゲームをやめることによって得られるメリットや、やめるための具体的な方法を掘り下げていきます。
この記事の目的と概要
本記事では以下の点を中心に解説していきます。
- ゲームをやめることで得られるメリット(時間やお金、ストレス面での改善)
- ゲームをやめるための具体的な方法(目標設定や代替活動の提案)
- 実際にゲームをやめた人たちの体験談
- ゲームをやめることのデメリットや、それに対する対処法
ゲームをやめたいと考えている方にとって、一番のハードルは「どう行動するか」です。
本記事を読むことで、「やめるメリットを理解する」→「具体的なアクションプランを得る」→「実際に取り組む」流れが作りやすくなるよう、できるだけ実践的な情報を提供いたします。
ゲームをやめるメリット
時間の有効活用
学業や仕事の効率アップ
ゲームに熱中しすぎると、どうしても学業や仕事に割くべき時間が削られがちです。
特にオンラインゲームは仲間やコミュニティが存在し、イベントや定期的なコンテンツの更新に合わせて長時間プレイすることも少なくありません。結果として、
- 宿題や課題の提出が遅れる
- 仕事のパフォーマンスが下がる
- 日常の睡眠時間を削ってしまい、健康面に支障が出る
といった悪影響が生じます。
一方で、ゲームをやめる、あるいは大幅にプレイ時間を制限することで、学業や仕事に集中できるようになります。
睡眠時間や勉強時間をしっかり確保できれば、試験の成績が上がったり、仕事での評価が高まったりすることが期待できます。
新しいスキルの習得
ゲームをやめて浮いた時間を活用すれば、以前から興味があった新しい趣味やスキルを始めることが可能です。たとえば、
- プログラミング
- 投資
- デザインやイラスト
- 英語や他の外国語の勉強
- 楽器の練習
など、自分の将来にプラスに働くスキルや趣味の開拓に力を入れられます。
こうしたスキルは、学業成績や就職、キャリアアップにも大きく貢献するので、結果的に自分の人生の選択肢を広げられるでしょう。
ストレスの軽減
ゲーム依存からの解放
ゲームはストレス解消にも役立つ一方、行き過ぎると「依存」の状態に陥ることがあります。
オンラインゲームやソーシャルゲームの場合、
- イベントに参加し続けないと報酬が得られず、置いていかれる焦り
- 対人戦でのイライラや精神的ストレス
など、逆に大きなストレスを感じる場面も少なくありません。やめたいのにやめられない状態が続くと、自己嫌悪感も高まります。
ゲームをやめることで、そうした負の連鎖から抜け出すきっかけになるのです。
健康的な生活習慣の構築
ゲームをやめれば、夜更かしや長時間の座りっぱなしなどの習慣から脱却することができます。長時間ゲームをする人にありがちな、
- 深夜までゲームをして翌日に疲れが残る
- 朝型の生活リズムが崩れ、昼夜逆転になる
といった状況も解消しやすくなります。十分な睡眠や適度な運動を取り入れることで、体調やメンタル面が劇的に改善されるケースも多いです。
金銭面の改善
ゲーム課金の削減
スマホゲームのガチャや追加アイテムの購入など、ゲームには実は多くの「見えにくい出費」が存在します。月に数百円から数千円と少額でも、毎月積み重なると大きな金額になることも。「気づかないうちに出費していた」という方は、ゲームをやめることで確実に支出を抑えられます。
節約したお金の有効活用
浮いたお金をどのように使うかは人それぞれですが、たとえば、
- 投資や貯金に回して将来に備える
- 自己啓発セミナーや勉強用の教材に投資する
- 趣味の旅行や美味しい料理を楽しむ
といった選択肢が出てきます。こうした使い方は、自分自身の成長や豊かな経験につながります。
結果として、より充実した人生を送れる可能性が高まるでしょう。
ゲームをやめる具体的な方法
現状の把握と目標設定
ゲーム利用時間の記録
ゲームをやめようと考えたとき、まずは「どれくらいの時間をゲームに費やしているか」を把握することが大切です。スマホであれば、アプリ利用時間を記録してくれる機能やアプリがありますし、PCやゲーム機でも週単位のプレイ時間を表示してくれるケースがあります。
自分のゲーム利用時間を客観的に見ることで、思っていた以上に長時間プレイしていることに気づく人も少なくありません。状況を正確に把握することで、今後の対策が立てやすくなります。
現実的な目標の設定
続いて、やめるための目標を設定します。
いきなり「明日から一切ゲームをしない」と決めると、大きなストレスを感じて挫折しやすくなります。そこで、
- まずは1日1時間以内にプレイ時間を減らす
- 週末だけに制限する
といった段階的な目標を設定すると良いでしょう。また、以下のように具体的な期間と目標を掲げるのもおすすめです。
- 「○月中は週に10時間以内に抑え、翌月は週に5時間以内にする」
- 「○ヶ月後には完全にゲームをやめる」
このように、目標を細分化することで達成感を得ながら前進できます。
ゲームに代わる活動の提案
新しい趣味の発見
ゲームの代わりに楽しめる趣味を見つけることは、モチベーションを保つ上で非常に重要です。たとえば、
- 読書:興味のあるジャンルの本をまとめ買いして読んでみる
- 映画鑑賞:定期的に映画館へ足を運び、感想をノートやSNSにまとめる
- 料理:レシピサイトや動画を見ながら、新しい料理に挑戦する
こうした趣味に没頭すれば、自然とゲームに割く時間が減っていきます。
また、新しい趣味に没頭している間はゲームをしたいという欲求から離れやすくなります。
フィットネスやスポーツへの参加
運動不足はストレスや睡眠障害、体調不良を招く要因にもなります。
ゲームから離れる時間を利用して、フィットネスクラブやヨガ、ジョギングなど体を動かす習慣を取り入れてみるのもおすすめです。スポーツをすることで、
- 体力や筋力が向上し、健康的になる
- 適度な疲労感で夜ぐっすり眠れるようになる
- 新たな仲間との交流が生まれる
といった恩恵が得られます。オンラインゲームのギルドやクランの仲間とコミュニケーションを取るのも楽しいですが、リアルな場で体を動かしながら仲間を作る経験は、別の充実感をもたらしてくれるはずです。
サポートシステムの利用
家族や友人のサポート
一人でゲームをやめようとしても、意志が弱まってしまうことがあります。そんなときは、家族や友人に協力を仰ぎましょう。「○時以降はゲーム機の電源を抜いてもらう」「ゲームアプリをアンインストールするときに一緒にいてもらう」など、物理的な対策も有効です。
周囲に応援してもらうことで、やめるための意識づけがより強まります。
専門家への相談
もし、ゲーム依存の度合いが強く、日常生活に深刻な支障をきたしている場合は、専門家に相談することも選択肢の一つです。依存症外来やカウンセリングを受けることで、自分一人では気づけなかった問題を客観的に分析し、解決の糸口を見つけやすくなります。
恥ずかしがる必要はありません。
むしろ、早めに専門家の力を借りることで、将来的なリスクを大幅に減らすことができます。
私のゲーム歴と後悔、やめてからの生活
ここでは、私のこれまでのゲーム歴について体験談を紹介します。学生時代、社会人時代、結婚後の家庭を持ってからの3つに分けてお伝えします。
体験談:学生時代
私は中学・高校生の頃、メイプルストーリーやテイルズウィーバーといったオンラインゲームにはまりすぎて全く勉強する時間がありませんでした。成績も悪かったです。夜中に友達とボイスチャットを繋ぎながらゲームをしていたので、深夜2〜3時に寝るのが当たり前でした。授業中は眠気でぼーっとしていることが多く、テスト前も『あと1回だけやってから勉強しよう』と繰り返して結局ゲームばかり。模試の偏差値は下がり続け、志望の大学や学部には合格することができませんでした。振り返ると学生時代をゲームに費やしてしまったのは非常に後悔しています。
学生時代は、お金を多く使うということはありませんでしたが、時間を多く無駄にしてしまいました。
時間はお金で買えないという言葉をよく耳にしますが、本当にその通りだと思います。
体験談:社会人時代
私は新卒で入社した会社で仕事が忙しくなるにつれ、ストレス解消のためにスマホゲームに大量課金するようになりました。一日に数時間はゲームをして、少しでもイライラを軽減しようとしていたんです。いつしか月に2〜3万円も課金していて、貯金はほとんど増えず、むしろ減っていく一方でした。
クレジットカードの請求を見て、後悔するというのを繰り返していました。
しかし、スマホゲームというのはよくできています。ログインしてしまうと、次のイベントが魅力的に感じてしまい、その公開を忘れて次の課金を行ってしまっていました。
体験談:結婚後
私は30代で結婚し、子どもが2人います。子どもが寝たあと、夜9時から深夜1時くらいまでスマホゲームやオンラインゲームで遊ぶのが日課でした。妻は最初、趣味を理解してくれていましたが、だんだん『家事や育児をもっと手伝ってほしい』と不満を漏らすようになりました。
ある日、子どもが熱を出して看病に追われていたときも、私は『イベントが今日までだから…』とゲームを優先。そんな私に妻が怒りを爆発させ、初めて大げんかになりました。
ゲームに多額の課金をしていることも妻にバレてしまい、なかば強制的にゲームから離れることとなりました。
ゲームをやめることになったときは、とてもつらかったのを覚えていますが、育児や家事を積極的にするようになり、だんだんとゲームへの興味も薄れていきました。今では全くプレイすることはありません。
ゲームに使っていたお金は仮想通貨投資、時間は育児と家事に使っていますが、非常に充実していると感じます。
ゲームをやめるデメリットとその克服方法
ゲームをやめると多くのメリットがある一方、まったくデメリットがないわけではありません。ここでは、代表的なデメリットとその克服方法をお伝えします。
デメリットの具体例
- 寂しさや孤独感
- オンラインゲームでの仲間やコミュニティとの接点がなくなる
- 日課だったゲームプレイがなくなることで手持ち無沙汰になる
- 新たなストレス源の発生
- ゲームをしない時間をどう過ごしていいか分からず逆にストレス
- 習慣を急に断ち切ることで禁断症状のように落ち着かない気持ちになる
克服方法と代替案
新しいコミュニティへの参加
ゲームを通じて得られるコミュニケーションがなくなると、孤独感や物足りなさを覚える人も多いです。そんなときは、
- 趣味サークルや地域のコミュニティに参加する
- SNSやオンラインサロンなど、ゲーム以外のテーマで交流できる場を探す
- ボランティア活動や社会貢献プロジェクトに参画する
など、リアルまたはオンライン問わず、新しい仲間と繋がることを検討しましょう。ゲーム以外の共通点で繋がれる仲間が見つかれば、新しい発見や刺激が得られ、寂しさは自然と薄まっていきます。
趣味や活動を通じたストレス解消法
ゲームにはまっていた人ほど、ストレス解消の手段をゲームに依存していた可能性が高いです。
ゲーム以外のストレス解消法を身につけることで、新たな心の安定を得ることができます。
具体的な例として、
- 瞑想や呼吸法を取り入れてメンタルを落ち着かせる
- ジョギングやウォーキングなど有酸素運動でリフレッシュ
- 音楽やアロマなど、五感に働きかけるリラクゼーションを試す
こうしたアクティビティは、体にも心にもプラスに作用するため、より健康的なストレス解消になるでしょう。
まとめ
ゲームをやめることの総括
ここまで、ゲームをやめることのメリットや具体的な方法、そして実際の体験談を紹介してきました。改めて要点を振り返ると、以下のようなメリットが得られます。
- 時間の有効活用:学業や仕事、趣味の時間が増え、自己成長につながる
- ストレスの軽減:ゲーム依存から抜け出し、健康的な生活リズムを取り戻せる
- 金銭面の改善:課金や関連出費を削減し、浮いたお金を将来や自己投資に回せる
一方で、急激にやめた場合に感じる寂しさや新たなストレスについては、新しい趣味やコミュニティへの参加で克服可能です。ゲームをやめる、あるいは極端にプレイ時間を減らすことで、より豊かで健康的な暮らしが実現できる可能性は十分にあります。
最後に
「ゲームをやめたい」と思っても、長年続けてきた習慣を断ち切るのは決して簡単ではありません。
しかし、本記事で紹介した方法を少しずつ実践していくことで、確実に前進できます。以下のポイントを参考に、ぜひ次の行動を始めてみてください。
- 現状把握をする
- まずは自分のゲーム利用時間や課金額を客観的に記録する
- 明確な目標を設定する
- 「徐々に減らす」のか「一気にやめる」のか、自分に合う方法を見つける
- 代替活動やコミュニティを探す
- 趣味やスポーツ、新しい学びの場に飛び込むことで、自然とゲーム以外の時間を充実させる
- 周囲のサポートを受ける
- 家族や友人、専門家に相談しながら進めると、挫折しにくい
- 継続して改善していく
- 時々振り返りを行い、問題点や不安を解消しながら進む
ゲームには多くの魅力があるのも事実です。
しかし、その魅力に負け続けてしまうと、時間やお金、健康など大切なものを失ってしまう可能性も高いのです。
ゲームをやめる(または制限する)ことで得られるメリットは想像以上に大きく、人生をより充実させるきっかけにもなります。
もしあなたが「今こそゲームから離れたい」「もっと自分の時間を有効に使いたい」と考えているのであれば、今日が行動を始めるベストタイミングです。
ぜひ、この記事で得た情報を活かし、自分の未来をより明るい方向へシフトさせてください。
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